ECサイト、オンラインショッピングサイトの重要なKPIとして、CV数やCVRがあると思います。この数字を劇的にアップすることができる施策として、カゴ落ち対策があります。
今回は、カゴ落ち対策をしたい方、しているが効果が上がっていないという方に向けて、おすすめのカゴ落ち対策をご紹介します。
<Contents>
カゴ落ちとは?
カゴ落ちとは、ECサイトのような物販サイトでユーザーが商品を買い物カゴに入れたが、決済、購入完了ページまで至らずにサイトを離脱してしまうことです。逆に言うと、あと残るは決済するだけの状態まで到達したのに購入に至らなかったという事業者からすると大変惜しい状況です。
なぜカゴ落ち対策は、効果が高いのか?
なぜカゴ落ち対策は効果が高いのでしょうか。
一般的に、ユーザーが商品を購入するためには、サイト内を次のように遷移します。
サイトに訪問
商品一覧ページを閲覧
商品詳細ページを閲覧
カートに投入
購入
サイト全体のコンバージョン率は、上記の1のサイト全体のセッション数を母数とした注文件数、つまり「注文件数/サイト全体のセッション数」で表されます。
では、3の商品詳細ページを閲覧したセッションのみを分母にするとどうでしょうか?
もちろん、サイト全体のコンバージョン率よりも高くなります。
4のカートに投入したセッションを分母にすれば、さらにコンバージョン率は高くなります。なぜなら、分母の数字が購入意欲が高いユーザーに絞られていくためです。
カゴ落ち対策の対象となるのは、カートに到達していることから購入意欲が高く、非常に高い見込み客です。このユーザーにアプローチすることは、高い効果が見込めるといえます。
カゴ落ちユーザーはどのくらいいるのか?
ECサイトのカゴ落ち率は、平均70%近くにもなる(※)ことが報告されてにいます。購入意欲が高く、あとは決済するだけのユーザーの7割が何らかの理由で購入せずに離脱していることになります。
この70%へのアプローチで数%購入するだけでも、売り上げへのインパクトが大変大きいことがわかります。
おすすめのカゴ落ち対策
次のの4つのカゴ落ち対策をおすすめいたします。
カゴ落ちメール
カゴ落ちメールという言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
カートに商品を入れて、購入完了ページまで到達していないユーザーが離脱した場合、数分後に、その離脱してしまったユーザーにメールで"お買い忘れはございませんか?"などのタイトルで、カートに入れていた商品をアナウンスする手段です。
カゴ落ちプッシュ配信
カゴ落ちメール同様、カートに商品を入れたまま離脱してしまったユーザーに対してプッシュ通知でアプローチする手段です。
カゴ落ちWeb接客
カートに商品を入れて、購入完了ページまでたどり着かず、サイト内を回遊し続けているユーザー、また回遊して離脱しそうなユーザーをセグメントし、Web接客バナーでインセンティブ等を表示して購入意欲を高め、購入完了ページへ誘導する手法です。
メールやプッシュ配信はユーザーに配信するための許可が必要となりますが、Web接客であれば対象者が広がります。
再訪問時のカゴ落ち通知
カートに商品を入れた後、未購入の状態で離脱してしまったユーザーに対して、再訪問時に「お買い忘れございませんか?」とアナウンスする手段です。
再訪問するということは、何らかの興味があるということ。実際にバナーを出したところ、バナーをクリックしたユーザーのCTRが13%、クリックしたユーザーのCVRが23%というお客様もいらっしゃいます。
カゴ落ち対策の対象者を増やしたい
カゴ落ち対策について意味や手法についてご説明しましたが、カゴ落ち対策の対象者はどのように絞り込むのがよいでしょうか?
対象者を増やすにはファネル分析が効果的です。ファネル分析とは、ユーザーが購入完了ページまでのステップで、どのページで離脱が多いかを把握するための手法です。離脱率を管理し、カートへの誘導を高めます。
ファネル分析はこちらのブログでもご紹介しています。
今回は、カゴ落ち対策についてご紹介しました。
Fanplayrでは、今回ご紹介したかカゴ落ち対策(カゴ落ちメール、カゴ落ちプッシュ配信、カゴ落ちWEB接客)を提供しています。
運用は各種施策の設定・レポートを含め、サポートチームが実施するため、運用コストがほとんどなく、効果の高い施策が実施できます。
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