
CPM分析とは?
CPM分析とは、CPM(Customer Portfolio Management:カスタマー・ポートフォリオ・マネジメント)の略で、CPM分析のやり方として購入顧客を下記の10個のセグメントに分け、顧客育成(ナーチャリング)を行う手法また分析となります。
またセグメントの基準として、在籍期間や在籍期間での購入金額また一定期間購入がない(離脱期間)を設けてセグメントします。
CPM分析セグメントの種類
初回客
よちよち客
流行客
コツコツ客
優良客
離脱初回客(一定期間購入がない初回客)
離脱よちよち客(一定期間購入がないよちよち客)
離脱流行客(一定期間購入がない流行客)
離脱コツコツ客(一定期間購入がないコツコツ客)
離脱優良客(一定期間購入がない優良客)
RFM分析とCPM分析の違いは何か?
いずれも既存顧客の分析となりますが、大きくは、短期的視点の戦略か?長期的視点の戦略か?となります。またCPM分析は顧客育成を目的としてるため、在籍期間という定義を設けていることが大きな特徴といえます。
そもそもRFM分析とは?
RFM分析とは言葉どおり、下記の3つから顧客をランク付け、グルーピングし購買状況、既存顧客を分析します。具体的には最近の購入日、購入頻度(購入回数)、購入金額の3点となります。RとFとMのスコアリングにより、スコアが高い顧客を優良顧客と定義し、購入確率の高い顧客へアプローチが可能となる手法です。
Recency (最近の購入日)
Frequency(購入頻度,購入回数)
Monetary (購入金額ボリューム)
・RFM分析 メリット
スコアの高い顧客(直近で、購入回数が多く、購入金額が大きい)に積極的にアプローチできるので、スコアの低い顧客と比べると、高い確率で購入してくれるメリットがあります。短期的に売上を伸ばしたい場合には非常に効率的な手法となります。
・CPM分析 メリット
優良顧客への育成、顧客育成(ナーチャリング)を目的としており、短期的に購入回数が多く購入金額の大きいお買い物をされている顧客の見える化というよりは、購入金額は少ないが、長期間また定期的に購入している顧客を見える化します。長期的な視点でアプローチを行い、顧客育成を行えるメリットがあります。
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